ミラノ・コルティナ冬季五輪が閉幕、日本は過去最多24個のメダル獲得で歴史的成果
ミラノ五輪閉幕、日本は過去最多24個のメダル獲得 (24.02.2026)

ミラノ・コルティナ冬季五輪が華やかに閉幕、日本は記録的な24個のメダルを獲得

イタリア北部で広域開催された第25回冬季オリンピック、ミラノ・コルティナ大会が2月22日夜(日本時間23日未明)、ベローナでの閉会式をもって17日間の祭典に幕を下ろしました。次回の2030年大会は、フランス・アルプス地方が舞台となります。

日本選手団の輝かしい成果と冬季通算100個のメダル達成

日本選手団は、金メダル5個、銀メダル7個、銅メダル12個の合計24個のメダルを獲得しました。これは、前回2022年北京冬季大会で記録した過去最多の18個を大きく上回る快挙であり、冬季オリンピックにおける日本の通算メダル数がついに100個に到達する歴史的な瞬間となりました。ミラノ・コルティナ・パラリンピックは、来月6日に開幕を控えています。

世界遺産の円形闘技場で行われた感動の閉会式

閉会式は、世界遺産に登録されている古代ローマ時代の円形闘技場で実施され、イタリアらしいオペラなどの演出で会場は大いに盛り上がりました。熱戦を繰り広げた各国・地域の選手たちは、リラックスした表情を見せ、祭典の終わりを惜しみました。

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日本選手団の旗手は、フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得した坂本花織(シスメックス)と、スピードスケート男子の森重航(オカモトグループ)が務めました。入場行進では、フィギュアスケートペアで金メダルに輝いた三浦璃来と木原龍一組(木下グループ)が得意のリフトを披露し、三浦選手は木原選手の頭上で会場の雰囲気を満喫する姿が見られました。

五輪旗の引き継ぎとコベントリー会長のスピーチ

フランス・アルプス大会へ五輪旗を引き継ぐセレモニーも行われ、ミラノとコルティナダンペッツォの両市長から国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長を介して渡された旗を、フランス側の代表2人が笑顔で大きく左右に振りました。

コベントリー会長は選手たちに向けて、「あなた方は、五輪がスポーツを通じて人々を一つにする場なのだと示してくれた」と語りかけ、閉会を宣言。ミラノとコルティナダンペッツォの2か所に設置された聖火台の灯が静かに消され、大会の終焉を告げました。

スノーボードを象徴とするスポーツの新たな価値観

17日間の祝祭には、スポーツの魅力が詰まっていました。日本のメダル24個のうち、9個を占めたスノーボードがその象徴と言えるでしょう。男子ハーフパイプで連覇を目指した平野歩夢(TOKIOインカラミ)は、直前に負った腸骨骨折の大けがをおして出場し、決勝で新技を成功させました。7位に終わりましたが、果敢な挑戦に海外の選手たちが駆け寄り、ハイタッチを交わす光景が印象的でした。

気候変動や開催経費の増大を背景に、冬季五輪のあり方が問われるなか、「超広域開催」に挑戦した今大会。大会の形は変わっても、4年に1度の舞台にかけるアスリートの思いは不変でした。

4位に終わって泣き崩れる平野流佳(INPEX)を銀メダリストのスコット・ジェームズ(オーストラリア)が慰め、女子ビッグエアを制した村瀬心椛(TOKIOインカラミ)は、3連覇が途絶えたアナ・ガサー(オーストリア)と抱き合って健闘をたたえました。

スノーボードが五輪に採用されたのは1998年長野大会以来であり、今や五輪のタイトルはスノーボーダーにとって最も価値ある勲章の一つとなりました。しかし、勝利至上主義とは一線を画した、お互いの個性を尊重する「カルチャー」も確かに息づいていました。

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たとえメダルがなくとも、自らの限界への挑戦は感動を呼びます。正々堂々と競い合う精神と、勝利にとらわれない世界観の融合が、スポーツの新たな価値観を示してくれました。

チームワークが光った団体競技の感動

フィギュアスケート団体やスキージャンプ混合団体では、チームワークが光りました。互いに切磋琢磨しつつも助け合う姿に、選手同士のつながりの尊さを感じさせられました。冬季オリンピックは、単なる競技の場ではなく、人間の絆と挑戦の精神を象徴する祭典として、その意義を深めています。