パラ車いすカーリング小川・中島組が地元イタリアに競り勝ち2勝2敗に
ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは、開会式に先立って実施中の車いすカーリング混合ダブルス1次リーグで、日本の小川亜希選手(50歳)と中島洋治選手(61歳)からなるチーム中島が、地元イタリアペアに6対5で競り勝った。この勝利により、同組は現在2勝2敗の成績を収め、予選突破に向けて重要な一歩を踏み出した。
韓国戦の大敗から見事な立ち直り
チーム中島は5日の試合で韓国ペアに0対9で大敗を喫したが、わずか一日で気持ちを切り替え、6日のイタリア戦で見事な復活を遂げた。最終第8エンド、ラストショットが円心付近に止まった瞬間、投じた小川選手が両腕を何度も突き上げるガッツポーズで勝利を確信した。小川選手は「予選突破に向けて大切な一勝。ほっとしている」と喜びをかみしめ、前夜の悔しさを晴らした。
地元の大声援を乗り越えて
試合は地元イタリアの熱狂的な応援に包まれたが、日本の応援団からも「パワーをもらえた」と小川選手は語る。前半で5点のリードを奪ったものの、後半に連続失点で追いつかれる苦しい展開となった。途中からは「投げた感覚と石の速度が合わなくなった」と2人とも感じる場面もあったが、第6エンドであわや3失点のピンチを、小川選手の最後のショットで最少失点に食い止め、試合の主導権を守り抜いた。
プレッシャーに強い小川選手の活躍
中島選手によれば、小川選手の持ち味はプレッシャーのかかる場面でひょうひょうと投げられることで、「お願いしますという場面で必ず決めてくれる」と頼りにしている。イタリア戦でもここぞという場面で決定的なショットを決め、勝利に導いた。相手の石が円の中心に一番近い状況で、コーチから「相手と同じように投げれば決まる」と言われ、落ち着いて投じたことが功を奏した。
予選突破へ向けての展望
4試合を終えた時点で、全勝の中国を2勝2敗の5チームが追う展開となっている。小川選手は「一戦一戦が大切になると思う」と語り、中島選手も「同じです」と続けた。ベテランペアはリンクを出ると淡々と次戦に気持ちを切り替え、さらなる勝利を目指して準備を進めている。今後の試合が予選突破の鍵を握る状況だ。
