ミラノ・コルティナ五輪 スノボ女子ハーフパイプで16歳コンビが旋風を巻き起こすか
ミラノ・コルティナオリンピックでは、スノーボード女子ハーフパイプの予選が11日に実施される。前回の北京大会で日本女子初のメダルとなる銅を獲得した冨田せな(26)や、今年1月にワールドカップで優勝した小野光希(21)にも期待がかかるが、特に勢いを感じさせるのが、清水さらと工藤璃星の16歳コンビだ。両選手は先月のXゲームズでワンツーフィニッシュを達成し、若き才能として注目を集めている。
清水さら:怪我を乗り越えXゲームズで初優勝
清水さらは、中学生だった2024年12月にワールドカップデビュー2戦目で初優勝を飾り、昨年3月の世界選手権では銀メダルを獲得して日本女子のエース格に躍り出た。しかし、同年5月に左鎖骨を骨折し、オリンピックシーズンに入った12月には練習中に右鎖骨も骨折するアクシデントに見舞われた。
今年1月中旬のワールドカップで復帰した清水は、同月23日に米コロラド州で開催された賞金大会「Xゲームズ」の女子スーパーパイプで、縦2回転横3回転の大技「ダブルコーク1080」を決めて初優勝を果たした。清水は「Xゲームズは小さい頃からオリンピックとは別に勝ちたい大会だった」と語り、「復帰直後で不安もあったが、ここで結果を残せて自信になった」とコメントしている。
工藤璃星:着実な成長でXゲームズ2位に輝く
一方、そのXゲームズで2位に入ったのが工藤璃星だ。ワールドカップ参戦2季目の今シーズンは、清水が序盤の大会を欠場する中、昨年12月の開幕戦(中国)で初の表彰台となる2位を獲得。清水の復帰戦となったスイスでの第5戦では、板をつかんで難度を上げる「グラブ」の多彩さで観衆を沸かせ、2度目の2位に入った。
工藤は「結果が出て自信になっているし、昨シーズンよりもスノーボードが楽しい」と述べている。2010年バンクーバー大会に出場した洸平さんを兄に持ち、2024年の冬季ユース五輪で金メダルを獲得しており、清水と切磋琢磨してきた。Xゲームズでのワンツーフィニッシュについて、工藤は「すごい勢いのある16歳と言ってもらえることが多くてうれしい」と声を弾ませた。
予選の行方と日本勢の挑戦
予選は日本時間11日午後6時30分から始まり、日本勢4人を含む24人が出場を予定している。上位12人が12日(日本時間13日未明)の決勝に進む。清水さらと工藤璃星の活躍に加え、経験豊富な冨田せなや小野光希もメダルを狙う中、若きスターたちの旋風が五輪の舞台を席巻するか、注目が集まっている。
- 清水さら:16歳、Xゲームズ優勝、世界選手権銀メダル
- 工藤璃星:16歳、Xゲームズ2位、冬季ユース五輪金メダル
- 冨田せな:26歳、北京五輪銅メダル
- 小野光希:21歳、今季ワールドカップ優勝