女子ゴルフの国内メジャー初戦、ワールドレディース・サロンパス杯(茨城GC西、6718ヤード=パー72)は10日、最終ラウンドが行われた。トップと1打差の2位でスタートした河本結が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバーでツアー5勝目を挙げた。メジャー初制覇である。
冷静な判断が生んだ勝利
河本結は「大人になった」と自賛する一打があった。17番パー5の第2打。ピンまで約240ヤードの距離で、彼女は7番アイアンを選んだ。デビューしたての頃ならウッドで果敢にグリーン近くを狙っていただろう。しかし、今回は刻むことを選択。続く第3打をピンの近くにつけてバーディーを奪い、すでにホールアウトしていた鈴木愛に1打差をつけて逃げ切った。
苦い経験が成長を促す
河本は同学年の渋野日向子や畑岡奈紗ら実力者がひしめく「黄金世代」の一人。27歳の彼女も米国を主戦場にした時期があったが、環境になじめず1年半ほどで挑戦を断念。国内復帰後は結果を残せず、下部ツアーを戦ったこともあった。「記憶にないぐらいつらい時期だった」と振り返る。
そうした苦い経験が河本を大人に変えた。最終日は鈴木愛に猛追されても、「目の前の一打に集中」と冷静さを保ち、ウィニングパットを沈めてようやく笑顔を見せた。
2位には鈴木愛が猛追
2位には鈴木愛が入った。彼女は最初2日間の予選を53位で通過しながら、最終日にホールインワンやイーグルをマークするなど、この日だけでスコアを五つ伸ばす猛追を見せた。



