静岡県、天竜川水系の取水制限を解除 佐久間ダム貯水率回復で130日ぶり
静岡・天竜川取水制限解除 佐久間ダム貯水率回復

静岡県は4月9日、天竜川水系における取水制限を10日午前9時に解除することを正式に発表しました。この措置は、同水系の重要な水源である佐久間ダム(浜松市天竜区)の貯水量が減少したことを受けて実施されていたもので、およそ4カ月半ぶりの解除となります。

貯水率が大幅に回復、平年の8割水準に

佐久間ダムの貯水率は、3月1日時点で29.3%と低い状態でしたが、4月8日には56.1%まで回復しました。この数値は平年並みの約8割に相当し、十分な水資源が確保されたと判断されました。これにより、昨年12月2日から始まった取水制限は、130日間で幕を閉じることになります。

対象地域と制限内容

取水制限は、上水道、工業用水、農業用水の3分野に分けて実施されていました。具体的には、上水道では浜松市、磐田市、袋井市、湖西市、および森町の10%削減、工業用水では浜松市、磐田市、袋井市の20%削減、農業用水では浜松市、磐田市、袋井市、森町の20%削減が行われていました。これらの地域では、市民や企業、農家が節水に協力してきました。

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豊川用水への緊急導水は継続

一方で、豊川用水への緊急導水に協力できる体制は、5月5日まで維持される見込みです。これは、近隣地域の水需要を考慮した措置であり、引き続き柔軟な水資源管理が求められます。

浜松市の節水呼びかけも解除

取水制限の解除に伴い、浜松市は市民に対して行っていた節水の呼びかけも取りやめるとしています。これにより、日常生活や経済活動における水使用が通常通りに戻ることが期待されます。関係者は、今回の経験を今後の水資源計画に活かす重要性を強調しています。

今回の取水制限解除は、降雨や雪解け水の影響による貯水率の改善が背景にあります。静岡県は、今後も気象状況を注視しながら、安定した水供給を確保する方針です。

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