青森・三沢沖漁船転覆、生存乗組員が証言「気付いたら船がすぐそこに」
青森・三沢沖漁船転覆、生存者が証言「船がすぐそこに」

青森・三沢沖で漁船と貨物船が衝突、4人死亡の惨事

青森県の三沢漁港の北東約20キロの沖合で、2026年3月17日未明、漁船と貨物船が衝突する海難事故が発生しました。この事故により、漁船の乗組員4人が死亡する悲劇が起きました。現在、八戸海上保安部と国の運輸安全委員会が、事故の詳しい状況を調査しています。

生存乗組員の生々しい証言

生き残った漁船の乗組員からは、衝撃的な証言が聞かれています。水産会社の社長によると、乗組員は「気付いたら、船がもうすぐそこにいた」と語り、事故の瞬間を振り返りました。さらに、「衝突とともに飛び込んで逃げた」という緊迫した状況が伝えられています。同社長は「起きなくてもいい事故だったのではないか」と述べ、原因究明を強く求めています。

事故の詳細と関係者の対応

衝突したのは、八戸市の興富丸漁業所属の底引き網漁船「第六十五興富丸」(140トン)と、貨物船「末広丸」(748トン)です。第六十五興富丸は沈没し、末広丸は八戸港に接岸しました。事故当時、漁船は停止状態で、操縦室に1人、デッキで12人が漁の準備をしていたとされています。真夜中の作業中、灯火を点けていたにもかかわらず、貨物船の接近に音で気付いた時には手遅れだったようです。

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貨物船を運航していたNSユナイテッド内航海運は、声明を発表し、犠牲者への哀悼の意を示すとともに、事故調査への全面協力を約束しました。また、海上衝突予防法では、漁船が操業中の場合、航行する他の船が回避義務を負うと規定されており、この点も調査の焦点となりそうです。

関係者や家族の悲痛な声

第六十五興富丸が所属する八戸機船漁協の常務理事は、「見通しのいい状況で衝突するのはまずあり得ない」と困惑を隠せません。一方、死亡が確認された甲板長の石沢文男さん(78歳)の長男は、父親について「めったに怒らない、穏やかな人で、勤勉だった」と語り、深い悲しみに暮れています。この事故は、地域社会にも大きな衝撃を与えています。

今後、詳細な調査が進められる中、安全対策の見直しが急務となるでしょう。海の安全を守るため、再発防止に向けた取り組みが期待されます。

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