福島県葛尾村で、イチゴの果実のような花を咲かせるクリムゾンクローバーが見頃を迎え、深紅の花が山村を彩っている。16日午前、村内で撮影された光景では、薫風に揺れる花々が美しいコントラストを描いていた。
気温上昇で開花進む
16日の福島県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上昇。会津若松市では29.6度、福島市でも28.8度を記録し、一部地域では7月中旬並みの陽気となった。この暖かさがクリムゾンクローバーの開花を一層促進したとみられる。
復興のシンボルとして
クリムゾンクローバーは、東京電力福島第1原発事故による避難指示が2016年6月に一部解除された後、農家らが緑肥として栽培を開始。除染で表土をはぎ取られた農地の地力回復を目的としており、村の復興のシンボル的な存在となっている。
現在、村役場北側の国道399号沿いや、村内を東西に貫く県道浪江三春線沿いでは、深紅の花が広がり、訪れる人々の目を楽しませている。
初の地域振興イベント
村では19日から24日まで、初の地域振興イベント「クリムゾンクローバーフェスティバル」を各地で開催。交流サイト(SNS)で発信力がある東京カメラ部(東京都)や花の駅せら(広島県世羅町)と連携し、大放(おおはなち)、野行(のゆき)、下葛尾の各地区の花畑にフォトスポットを設置する。
見頃と問い合わせ
村復興交流館あぜりあによると、花は今週いっぱい楽しめる見込み。問い合わせはあぜりあ(電話0240・23・7767)へ。



