ABCテレビの2作品がドイツの映像祭で金賞 震災と事故の教訓を伝える
ABCテレビ2作品がドイツ映像祭金賞 震災と事故の教訓

ドイツの映像祭でABCテレビ2作品が金賞 震災や事故の教訓を映す

2026年5月8日、朝日放送(ABC)テレビが制作した2本のドキュメンタリー作品が、ドイツで開催されたヨーロッパ最大規模の映像コンペティション「ワールドメディアフェスティバル2026」のドキュメンタリー部門で金賞を受賞したことが発表された。同社の金賞受賞は初めての快挙となる。

今年のフェスティバルには34の国と地域から計803作品が応募されており、厳しい審査を経ての受賞となった。受賞作品は「絵がつなぐ いのち尊し」と「見えない傷あと JR脱線事故20年」の2本で、それぞれ1995年の阪神・淡路大震災と2005年のJR宝塚線(福知山線)脱線事故の当事者に密着し、経験や教訓を語り継ぐ重要性を描いている。

「絵がつなぐ いのち尊し」

この作品は、神戸市の絵画教室「アトリエ太陽の子」で毎年開催される命の授業に密着。震災で教え子2人を亡くした女性画家が、絵を通じて震災の記憶をつなぎ、後世に語り継ぐ意義を描いた。撮影を担当した喜多貴嗣ディレクターは「報道カメラマンとして、ファインダー越しに感じた思いを存分に表現し、多くの人に伝えたいメッセージを詰め込みました。取材者として身が引き締まります」とコメントしている。

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「見えない傷あと JR脱線事故20年」

この作品は、2025年に発生から20年を迎えたJR福知山線脱線事故の生存者や重傷者に密着。20年前に取材した人々を再訪し、事故の悲惨さや教訓を記録した。取材を担当した西村美智子ディレクターは「乗客106人が死亡、562人が負傷した凄惨な事故。20年経っても心身の傷が癒えず苦しみの中におられる人たちの存在とその理由を知ってほしいと番組を制作しました」と語っている。

また、広島ホームテレビ制作の映画「原爆資料館 語り継ぐものたち」も同じドキュメンタリー部門で金賞に選ばれた。この作品は2026年7月から東京や広島などで上映が予定されている。

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