大雪被害で倒れた巨木、清水寺の参道を塞ぐ…撤去作業が本格開始
島根県安来市清水町にある清水寺で、2月の大雪の影響により倒木被害が発生し、参道を塞ぐ形で横たわっていた大杉の撤去作業が、3月18日にようやく開始されました。この大杉は樹高約30メートル、幹周約6メートルという巨木で、2月7日から降り続いた雪の重みによって倒れ、境内の参道を完全に塞いでいました。
倒木被害の状況と閉山の経緯
清水寺では、この大杉以外にも二十数か所で倒木が確認され、安全上の理由から2月8日から閉山を余儀なくされています。他の倒木についてはほぼ撤去が完了していましたが、大杉はその大きさと重量から手つかずの状態で残されていました。参道を塞ぐ大杉は、地域の信仰の場へのアクセスを妨げ、多くの参拝者や観光客に影響を与えていました。
撤去作業の詳細と安全祈願
作業開始に先立ち、清水寺の貫主である清水谷善暁さん(48)が安全祈願を行いました。その後、出雲市佐田町反辺の木材加工会社「スサチップ工業」の社員らが、チェーンソーを使用して大杉を切断し、クレーンでつり上げてダンプカーに積み込む作業を進めました。清水谷貫主は、「足場も不安定で、難度の高い作業になります。安全に来てもらえるように尽力しているので、皆様の見守りをお願いします」と述べ、開山を待つ人々に呼びかけました。
今後の見通しと開山への道のり
撤去作業は、その規模と複雑さから、今月末頃まで続く見通しです。作業が完了した後は、安全確認を慎重に行い、問題がなければ開山する予定です。清水寺は地域の重要な文化財であり、この撤去作業が円滑に進むことが、早期の再開につながると期待されています。大雪による自然災害の影響が、長引く形で地域社会に影を落としていますが、関係者の努力により、少しずつ復旧の兆しが見え始めています。



