秋田大生と菓子店が勝平得之の版画から新商品を開発、4月3日発売へ
秋田大学の学生と県内の菓子店が、秋田を代表する版画家・勝平得之(1904~1971年)の作品から着想を得た新商品を共同開発しました。若い世代にも勝平の芸術を広めたいという思いが込められたどら焼きと煎餅で、4月3日から販売を開始します。
産官学連携で実現した商品開発プロジェクト
商品開発のきっかけは、勝平得之の生誕120年にあたる2024年に開かれた教育文化学部の授業でした。学生7人が調査を行い、「若者にあまり知られていない勝平を、新しい文化と結びつけるべきだ」との考えをまとめました。その後、菓子と勝平の作品を結びつけるアイデアが生まれ、秋田市で店舗を展開する「菓子舗栄太楼」と「米菓匠鼎庵」の協力を得て商品を完成させました。作品を収蔵する秋田市立赤れんが郷土館も協力し、産官学の連携プロジェクトとして進められました。
版画作品をイメージした2種類の新商品
新商品は以下の2種類です:
- 栄太楼が販売するどら焼き「ごろっとりんご」:版画「秋田風俗十題『リンゴ』」をイメージし、県産リンゴが入っています。あんにはリンゴと相性の良いバニラ風味のカスタードを使用し、税込み300円です。
- 鼎庵が販売する揚げ煎餅「淡雪ふわり 男鹿塩キャラメル味」:版画「ナマハゲ」から着想を得て、ナマハゲ文化が根付く男鹿市の藻塩を使っています。甘みのある味わいに仕上げられ、税込み480円です。
両商品のパッケージには勝平得之の作品があしらわれており、芸術性と菓子の魅力を融合させています。
関係者の期待と販売スケジュール
報道陣向けのお披露目会では、秋田大学の松本美羽さん(3年)が「試食を重ね、一番ふさわしい味にできました。若い世代にもぜひ手に取ってもらいたいです」と語りました。栄太楼の小国輝也社長は「版画の幸せな雰囲気が乗り移ったようで、間違いなくおいしい商品に仕上がりました」とコメントしました。
新商品は、4月3日から5日までJR秋田駅の駅ビル「トピコ」で販売され、その後は6月まで栄太楼と鼎庵の直営店で購入できる予定です。このプロジェクトは、地域の文化遺産を若者に伝える取り組みとして注目されています。



