岐阜・飛騨市に新大学「CoIU」開学へ 高木朗義教授が学長に就任、地域連携で新たな価値創造
飛騨市に新大学CoIU開学 高木教授が学長、地域連携で価値創造

飛騨地域初の四年制大学が4月開学 学長に高木朗義教授

岐阜県飛騨市で、飛騨地域初となる四年制大学「コー・イノベーション大」(通称CoIU)が4月に開学する。学校法人「CoIU」は3月27日、学長候補だった宮田裕章・慶応大教授が特別顧問となり、学長には副学長に就任予定だった岐阜大学の高木朗義(あきよし)教授が就任すると正式に発表した。

大学を軸とした新構想「Co-Innovation Ecosystem」を発表

CoIUは同日、大学を中心に起業家支援や社会人のリカレント(学び直し)教育などに複合的に取り組む新構想「Co-Innovation Ecosystem」を明らかにした。この構想では、対話を通して新たな価値を生み出す「共創」を教育理念に掲げ、大学と企業が連携してリカレント教育や企業間のコミュニティーづくりを実践する。

宮田氏はCoIUの井上博成理事長とともに、構想を推進する一般社団法人の共同代表を務め、プロジェクト全体を統括する。構想にはJTBやJR東海、名鉄グループなどが参画することが決定しており、企業や自治体との連携を強化する方針だ。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

全国15カ所のサテライトキャンパスで実践活動を展開

実践の場としては、2年次の長期インターンシップで拠点となる全国15カ所のサテライトキャンパスが設けられる。例えば、富山県射水市の小学校では既に、三菱電機が開発したセンサーを活用し、授業形式と児童の興味の関係を分析する実証研究に取り組んでいる。

リカレント教育では、三井住友海上火災保険と連携し、昨秋から社員を対象にした研修プログラムを企画。伝統産業や課題のある地域の現場へ出向き、担い手との交流を通じて新たな視点を発見する機会を提供している。

幅広い専門家を集めた教員体制を構築

学長と「共創学部」の学部長を務める高木朗義教授のもと、CoIUの教員体制も発表された。総勢46人の教員には、医療や防災、デザイン、マーケティングなど幅広い分野の専門家がそろった。また、大阪・関西万博で木造の大屋根リングを手がけた建築家の藤本壮介氏らが客員教授として招かれる。

地域との連携で「住み続けたくなるまち」を目指す

キャンパスのある飛騨市と協定を交わしてから約6年が経過。1週間後に入学式を控え、井上理事長は「学生がすごい熱量で飛び込んできてくれることに、うねりを感じている」と笑顔を見せた。さらに、「飛騨のまちで生まれる『問い』とチャレンジに全力でコミットし、もっと住み続けたくなるまちをつくりたい」と意気込みを語った。

学生たちは入学前から新たなプロジェクトを提案しており、宮田教授は「学生たちが輝くことが未来につながる。大学を通して社会に貢献していく」と期待を寄せる。高木教授も「想定していた以上に志の高い学生が集まっている。どんな未来を築けるのか、とても楽しみだ」と述べ、開学への熱意を強調した。

この新大学は、教育の枠を超え、地域の活性化や産業創出にも貢献する画期的な試みとして注目を集めている。飛騨市を起点に、全国的なネットワークを活用した取り組みが今後さらに展開される見込みだ。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ