静岡県は15日、文部科学省の高校教育改革の一環として、産業界や地域社会に貢献する人材育成を目指す「改革先導」拠点に、県立高校4校が採択されたと発表しました。本年度から2028年度までの3年間で、4校合計で最大62億円の補助金が交付されます。各校はこの資金を活用し、地元企業と連携した製品開発などに取り組みます。全国では、静岡県と富山県の県立高校計6校が採択されています。
改革の背景と目的
文部科学省は今年2月、高校教育改革の基本方針を公表。理系人材の育成や多様なニーズに対応した教育機会の確保を柱とする事業の一環として、今回初めて改革先導拠点校を選定しました。採択された高校を支援し、その取り組みや成果を周辺の高校に波及させることを目指しています。
採択された静岡県の4校
- 浜松工業高校(浜松市中央区)
- 焼津水産高校(焼津市)
- 沼津東高校(沼津市)
- 静岡中央高校(静岡市葵区)
浜松工業高校の計画
浜松工業高校では、少子高齢化による労働力減少を踏まえ、技術を社会変革に生かすマインドを持った人材育成に注力します。具体的には、起業家による講演会の開催や、3Dプリンターやレーザーカッターなどの最新機器導入に補助金を充てる予定です。
今後の展望
県教育委員会は「採択校を中核とする公立高校改革実現計画を年内に策定し、高校改革を加速していく」とコメントしています。



