帝国データバンク大宮支店が発表した雇用動向に関する調査によると、2026年度に正社員の採用予定があるとした埼玉県内の企業は60.4%に上り、3年ぶりに増加したことが分かった。
調査概要
調査は2月13日から28日にかけてインターネット上で実施され、県内864社を対象に381社から有効回答を得た。
正社員採用予定の増加
正社員の採用予定があると回答した企業は前年度比3.2ポイント増の60.4%となった。一方、採用予定はないとした企業は29.7%、分からないとした企業は10%だった。
企業規模別の状況
企業規模別では、大企業の74.5%、中小企業の58.4%が正社員の採用予定があると回答しており、大企業の方が採用意欲が高い傾向がみられた。
業界別の特徴
業界別では、運輸・倉庫、サービス、製造、不動産、建設の順に採用予定があるとの回答が多く、特に運輸・倉庫業界で人手不足感が強いことがうかがえる。
人手不足と採用難の現状
帝国データバンク大宮支店は、人手不足が続いている一方で、企業から「市場に人材がいない」「大企業に比べ賃金水準で見劣りするため応募が集まらない」といった声が上がっていると指摘。計画通りの人材確保は依然厳しい状況にあると分析している。
政策的支援の必要性
同支店は「中小企業に対する賃上げ負担への助成や、価格転嫁を進めやすい環境整備など、多方面からの政策的支援が一層求められる」と結論づけている。



