山本涼太、前半首位も後半に失速し15位 ミラノ・コルティナ五輪ノルディック複合
山本涼太、前半首位も後半失速で15位 ミラノ五輪複合 (17.02.2026)

山本涼太、前半首位も後半に失速 ノルディック複合で15位に

2026年2月18日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのノルディック複合男子個人ラージヒル競技が行われ、日本の山本涼太選手が前半ジャンプで首位に立つも、後半クロスカントリーで失速し、15位に終わりました。この日は日本のエース、渡部暁斗選手にとっても最後の五輪個人レースとなり、11位でその競技人生に一区切りをつけました。

ジャンプで鋭さが復活 前半は首位で折り返す

山本選手は前半のジャンプ競技で、今シーズンなかなか調子が上がらなかった課題を一気に払拭するようなパフォーマンスを見せました。136.5メートルの大ジャンプを決め、首位で折り返すという素晴らしいスタートを切りました。これにより、2位選手に8秒の差をつけることに成功し、メダル獲得に向けて有利な位置についたのです。

試合後、山本選手は「ジャンプで1位まで来られたのは良かった」と、久しぶりに感じた手応えを口にしました。今季はジャンプの調子が思うようにいかず、苦しい戦いが続いていただけに、この結果は大きな自信につながるものでした。

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苦手なクロスカントリーで失速 メダル圏外に後退

しかし、後半のクロスカントリー競技では、山本選手の苦手分野が露呈する形となりました。スタートからまもなく、8秒差をつけていた2位選手に捉えられ、その後も次々と後続選手に抜かれる展開が続きました。序盤からペースが上がらず、メダル争いから早々に脱落してしまったのです。

最終的に山本選手は15位でフィニッシュ。見せ場をつくることもできず、期待された結果を残せませんでした。山本選手自身も「世代交代と思って頑張ったが、そんな成績ではないので、ちょっとまずい」と、複雑な表情で反省の言葉を述べています。

渡部暁斗、最後の五輪個人レースは11位で終える

一方、日本のノルディック複合を長年牽引してきた渡部暁斗選手は、この日が最後の五輪個人レースとなりました。渡部選手は11位で競技を終え、五輪の舞台から去ることになります。妻の支えを受けながら「もう無理かも」と思った時期も乗り越え、最後まで戦い抜いた道のりには、多くのファンから惜別の声が寄せられています。

渡部選手は今大会の団体スプリントにも出場する見込みで、これが現役最後の五輪種目となる可能性が高いと報じられています。日本のノルディック複合界にとって、まさに世代交代の時を迎えているのです。

今後の展望と課題

山本選手は19日に行われる団体スプリントで、今大会最後の種目に臨む予定です。今回の個人戦での反省を生かし、チームとしての力を発揮することが期待されています。また、ノルディック複合という競技自体が、五輪における存続をかけた課題に直面していることも、選手たちにとっては大きなプレッシャーとなっています。

日本のノルディック複合は、渡部暁斗という大きな存在を失いつつも、山本涼太をはじめとする次世代の選手たちが新たな歴史を築こうとしています。今回の結果は厳しいものではありましたが、ジャンプでの手応えは今後の成長への確かな足がかりとなるでしょう。

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