食パン電車115系G編成が最終運行 岡山駅でファンが別れ惜しむ
食パン電車115系が最終運行 岡山でファンが別れ惜しむ (13.03.2026)

食パン電車115系G編成が最終運行 岡山駅でファンが別れ惜しむ

四角く平らな正面の姿から「食パン電車」の愛称で親しまれた旧国鉄型車両「115系」G編成が、3月13日に運行最終日を迎えました。伯備線などでの四半世紀にわたる活躍に幕を下ろし、JR岡山駅のホームでは詰めかけた多くの鉄道ファンらが、シャッターを切りながら別れを惜しみました。

特徴的な外観の誕生と活躍の歴史

食パン電車の特徴的な「のっぺり」とした外観は、2001年のワンマン化に伴う改造で生まれました。3両編成からモーターのない車両を廃止して2両編成になった際、中間車に運転台を取り付けて先頭車両にするため、車両間を行き来する扉をなくしたことで、この独特な形状が誕生したのです。

近年では、伯備線全線のほか、山陽線や赤穂線、山陰線の一部で、8編成計16両が通勤や通学の足として活躍していました。しかし、いずれも1978年から1982年に製造されたもので、老朽化が著しくなっています。輸送サービスの向上を図るため、3月14日からは新型車両の227系「Urara(うらら)」に入れ替えられることになりました。

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ファンからの感謝の声

岡山駅でのラストランを見届けた岡山市東区の高校2年生の男子生徒(17歳)は、次のように語りました。「まだまだ走ってくれると思っていたので、さみしい気持ちです。モーター音を聞きながら揺られているだけで幸せでした。本当に長い間、お疲れさまでした」と、ねぎらいの言葉を贈りました。

この日、ホームには老若男女を問わず多くのファンが集まり、最後の走行をカメラに収めようと熱心にシャッターを切っていました。一部のファンは、食パン電車の模型や記念品を持参し、思い出を語り合う光景も見られました。

115系G編成は、地域の鉄道網を支え続けた功績から、鉄道史においても重要な位置を占めています。その引退は、一つの時代の終わりを象徴する出来事として、多くの人々の心に刻まれることでしょう。

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