秋篠宮ご夫妻は5月31日、能登半島中部の石川県羽咋市を訪問し、国の特別天然記念物トキの放鳥式に出席されました。能登地域は1970年まで野生のトキが生息していた場所であり、今回、本州で初めての放鳥が実現しました。
トキ保護への長年の関心
日本生まれのトキは2003年に絶滅しましたが、その後、中国から提供されたトキの繁殖が成功しました。国内で放鳥が始まった2008年にも、ご夫妻は新潟県佐渡島での放鳥式に出席し、トキの保護に深い関心を寄せてこられました。
式典での秋篠宮さまのお言葉
この日の式典で秋篠宮さまは、能登が本州最後のトキ生息地であることに触れ、「本日、半世紀ぶりにトキがこの地に放たれることに深い感慨を覚えます」と述べられました。また、101歳の村本義雄さんの長年の活動をねぎらうお言葉もありました。
放鳥の様子
ご夫妻が関係者とともにテープカットを行うと、木箱からトキが勢いよく空へ飛び立ちました。8羽の放鳥が終わると、ご夫妻は村本義雄さんに声をかけ、これまでの保護活動をねぎらわれました。
放鳥方法の詳細
石川県によると、この日放鳥されたトキは、直前まで新潟県の佐渡トキ保護センターで新しい環境に慣れる練習をしてきたとのことです。さらに、10羽が野外のケージで約2週間環境に慣れた後に放鳥される「ソフトリリース方式」で放たれる予定です。
この放鳥は、能登地域の生態系回復とトキ保護の重要な一歩とされています。秋篠宮ご夫妻の出席により、皇室と自然保護の関わりが改めて注目されました。



