愛媛県を訪問中の天皇、皇后両陛下は17日、砥部町の県立とべ動物園を訪れ、国内で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマの「ピース」と対面された。
国内最長寿のホッキョクグマ
「ピース」は1999年に生まれ、当時国内で成功例がないとされていた人工哺育で成長。現在は26歳となり、国内のホッキョクグマとして最長の生存記録を更新し続けている。両陛下はガラス越しにピースを観察し、「育ての親」である飼育員の高市敦広さん(56)にこれまでの苦労などを尋ねられた。
皇后さまの夢がかなう
高市さんによると、皇后さまはピースについて詳しくご存じで、「ピースに会うのが夢でした」と伝えられたという。天皇陛下は「(高市さんが)泳ぎを教えていましたね」と話された。
両陛下は、子グマの頃に哺育に協力した高市さんの家族とも懇談。夜間に自宅にピースを連れて帰り、妻の美由紀さん(60)らが協力して世話をした思い出などに耳を傾けられた。皇后さまは「よい話を聞けてよかったです」とハンカチで涙をぬぐわれたという。
両陛下はこの日、愛媛県内で別の公務もこなされ、地元の人々との交流を深められた。



