唐招提寺、第90世長老に久保孝戒師が就任 信仰の場としての寺を守りたい
唐招提寺第90世長老に久保孝戒師就任 信仰の場守る (07.03.2026)

唐招提寺、新たな長老に久保孝戒師が就任 信仰の場としての寺を守る決意

奈良市に位置する律宗総本山・唐招提寺は、3月6日、宗派のトップである律宗管長と寺の第90世長老(住職)に、これまで宗務長を務めてきた久保孝戒師(76)が就任すると正式に発表しました。任期は4月1日から始まり、5年間にわたります。

久保孝戒師の経歴と抱負

久保孝戒師は東京都のご出身で、2021年から唐招提寺の宗務長として活躍されてきました。6日に開催された記者会見では、新たな役職への就任に際し、明確な方針を語りました。

「境内のバリアフリー化など、参拝者の利便性を高める取り組みを進めながらも、何よりも信仰の場としての寺をしっかりと守りたいと考えています」と述べ、現代的な課題への対応と伝統の維持の両立を目指す姿勢を示しました。

後任の宗務長と今後の展望

久保師の後任として、宗務長には同寺の執事長を務めていた石田太一師(58)が就任します。この人事により、唐招提寺は新たな体制のもとで、歴史と信仰を次世代へと引き継いでいくことになります。

唐招提寺は、古都奈良の象徴的な寺院の一つとして、国内外から多くの参拝者や観光客が訪れる場所です。久保師のリーダーシップの下、参拝環境の整備が進められることで、より多くの人々がこの聖地に足を運びやすくなることが期待されます。

同時に、信仰の場としての本質を大切に守り続けるという方針は、変化の時代において寺院が果たすべき役割を改めて問いかけるものと言えるでしょう。今後5年間の任期で、どのような具体的な改革と伝承が行われるのか、注目が集まっています。