99歳の読書家が図書館で毎月10冊以上借りる、時代小説に夢中「読書に年齢は関係ない」
長崎県対馬市厳原町北里に住む三宅幸江さんは、99歳という白寿を迎えても読書意欲が全く衰えていません。現在も市立つしま図書館で毎月10冊以上の本を借りて読み続けており、特に明治以前を描いた時代小説を好んでいます。
「のめり込んでしまう」時代小説への情熱
三宅さんは「読書に年齢は関係ない。まだまだいっぱい読んで、お侍さんたちが生きた時代に浸ってみたい」と意欲的に語ります。物静かな性格ながら、本への熱い思いを明かし、「情景が浮かぶとおもしろくなり、夢中というか、のめり込んでしまう。次の展開が気になって次々にページをめくるんです」と説明します。
特に好きな作家はいないものの、「登場人物の生き様や人情などに引き込まれます」と時代小説の魅力を語り、読書を通じて歴史の世界に深く没入しています。
図書館の最高齢利用者として表彰される
市立つしま図書館によると、三宅さんは約8年間にわたり、毎週3冊ずつ本を借り続けています。同図書館では80代の利用者はいるものの、90代は三宅さんだけで、最高齢の利用者でもあります。
図書館側は今月17日、読書で学び続ける三宅さんの姿が他の利用者の目標となると評価し、表彰を行いました。この表彰は、高齢になっても学びを続ける姿勢を称えるものです。
90歳から始まった本格的な読書生活
三宅さんは子どもの頃から本が好きでしたが、結婚後は家事や子育て、林業の仕事に追われ、読書まで手が回らない時期が続きました。現在に続く本格的な読書生活が始まったのは90歳頃からです。
元市職員の長男である一郎さん(69)夫婦と同居する三宅さんは、2017年10月から近くの特別養護老人ホーム「いづはら」でショートステイを利用するようになりました。ホームでの退屈な時間があると聞いた一郎さんが「それなら好きな本でも読んだら」と勧めたことが、現在の読書習慣のきっかけとなりました。
三宅さんは今も読書を楽しみながら、歴史の世界に思いを馳せています。その姿は、年齢を重ねても学び続けることの大切さを私たちに教えてくれます。



