札幌市が無許可動物園に撤去命令方針を伝達 20年間の違法営業に法的措置
札幌市は12日、市の許可を得ずに市街化調整区域で20年間にわたり営業を続け、昨年9月末に閉園した民間動物園「ノースサファリサッポロ」について、都市計画法に基づき、獣舎など全ての建築物の撤去を命じる「除却命令」を出す方針を固めたことを明らかにしました。同日、運営会社に対してこの方針を伝達し、弁明の機会を与える通知書を手渡しています。
行政指導を重ねるも自主是正見込めず 法的措置へ移行
市側はこれまで、行政指導を繰り返してきたものの、運営会社による自主的な是正が期待できないと判断。この状況を踏まえ、除却命令の発令が必要であるとの結論に至りました。具体的には、運営会社「サクセス観光」に対して、今月27日までに弁明書の提出を求め、その内容を精査した上で、正式な命令を出すかどうかを最終決定する予定です。
昨年末までに撤去勧告も履行されず 法的強制力が焦点に
札幌市は昨年12月26日までに、全ての違法建築物を撤去するよう勧告していました。しかし、この勧告が履行されなかったため、より強制力のある法的措置へと移行することになりました。市街化調整区域における無許可建築物の問題は、都市計画の観点からも重大な課題であり、今回の措置はその対応の一環として位置付けられています。
ノースサファリサッポロは、長年にわたって地域の観光施設として親しまれてきた一方で、法的な問題を抱え続けてきました。今回の撤去命令方針は、違法状態の解消と都市計画の適正化を図る重要なステップとして注目されています。今後の運営会社の対応と市の最終判断が、同施設の命運を左右することになります。



