JR北海道、安全ルール違反が新たに79人判明…見張員が除雪作業に参加
JR北海道、安全違反79人判明 見張員が除雪作業に参加

JR北海道で新たな安全ルール違反が判明、79人が自己申告

JR北海道は3月13日、線路の除雪作業において安全ルール違反があった問題で、新たに79人の作業員が列車の見張りをせずに除雪作業などに加わったとの自己申告があったことを明らかにしました。この問題は、昨年12月から今年1月にかけて、JR函館線奈井江駅と宗谷線美深駅で発生した安全ルール違反を踏まえて調査が進められており、国土交通省から昨年3月に改善指示を受けていたことから、その対応の一環として実施された聞き取りで判明しました。

聞き取り調査で浮き彫りになった安全意識の課題

発表によると、JR北海道は1月から2月にかけて、道内各駅の全社員ら計2435人を対象に聞き取り調査を実施しました。その結果、79人が今冬の作業中に、見張りを離れて除雪作業などを行ったと申告しました。申告者の多くはベテラン作業員であり、規則を理解していたものの、「早く作業を終えたかった」「若手に作業を教えたかった」などの理由を挙げています。このことから、現場における安全意識の浸透が十分でない実態が浮き彫りになりました。

カメラ映像の確認で追加の違反も発覚

さらに、JR北海道は聞き取り調査とは別に、作業員が身につけるカメラの映像を現場責任者が確認したところ、石北線中愛別駅と函館線塩谷駅でも、2月に計2人の作業員が見張りを離れていたことが判明しました。このように、複数の駅で同様の違反が繰り返されていることが明らかになり、安全対策の徹底が急務となっています。

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安全推進部長が難しさを痛感、対策を強化

13日に記者会見したJR北海道の山北一郎安全推進部長は、「安全意識の醸成を機会あるごとに指導してきたが、現場一人ひとりに行き渡っておらず、その難しさを痛感している」と述べました。同社は、国土交通省の改善指示を受け、社長室直轄の安全監査室を新設するなど、142項目に及ぶ安全対策を実施しています。現在までに61項目が完了しており、2026年度末までに主要項目を終えることを目指しています。

JR北海道は、全駅に対し改めてルールの徹底を指導しており、今後も安全確保に向けた取り組みを強化していく方針です。この問題は、鉄道事業における安全管理の重要性を改めて問いかける事例として、業界全体に影響を与える可能性があります。

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