日本航空(JAL)の客室乗務員が乗務前のアルコール検査で陽性となり、国土交通省は2026年5月28日、同社に対して航空法に基づく臨時の立ち入り検査を実施した。この問題は、同月23日午前に広島発羽田行きの便で発生。乗務予定だった客室乗務員の交代により、同便の出発が約40分遅れた。
飲酒の経緯と対応
当該乗務員は、規定に反して前日に同僚と飲酒していたことが判明。JALは直ちに、客室乗務員が滞在先で飲酒することを禁止する措置を取った。同社では昨年8月にも、国際線の男性機長が米ホノルル滞在中に飲酒し、国土交通省から厳重注意を受けていた。
再発防止策の強化
国土交通省は今回の立ち入り検査を通じて、JALのアルコール管理体制や社内規定の遵守状況を詳細に調査。航空安全に対する信頼回復が急務とされている。JALは再発防止に向け、乗務員への教育強化や抜き打ち検査の導入を検討している。
この問題は、航空業界全体におけるアルコール規制の厳格化を促す契機となる可能性がある。国土交通省は他社にも同様の検査を実施する方針を示しており、業界全体の安全意識向上が期待される。



