「神栖の2票」訴訟に発展、木内市長「まんじゅうや」「だんごさん」の有効性争う
2025年11月の茨城県神栖市長選で、当時の現職と得票数が並び、くじ引きで初当選した木内敏之氏。しかし、その後県選挙管理委員会が当選無効を裁決したことを受け、木内氏は28日、東京高裁に裁決取り消しを求める訴訟を起こしたと発表した。提訴は27日付で、訴訟は「百日裁判」の対象となり、判決確定まで木内氏は市長職にとどまる。
争点は、木内氏の実家が営む老舗和菓子店を指す「まんじゅうや」と「だんごさん」と記された2票の有効性。市選管は有効と判断したが、県選管は無効と判断し、その結果、木内氏の得票が落選した石田進氏を1票下回ることになった。木内氏は28日の会見で、「県選管の判断は合理的とは思えない。この呼称が市内でどれだけ浸透しているか、裁判で証明する」と述べ、2票の有効扱いを求める方針を示した。
県選管の星野学委員長は「訴訟で県選管の考えを十分に説明したい」とコメント。県選管は4月、石田氏の異議申し立てを受け、全3万3667票を再点検。その結果、石田氏の1票も無効とされたが、木内氏の2票無効により、石田氏の得票が上回った。
この訴訟は、地方選挙における通称の扱いや、選管間の判断の不一致を浮き彫りにするものとして注目されている。木内氏は「この呼称で浸透している」と断言し、裁判でその浸透度を証明する構えだ。



