貨物船衝突事故で「見張り担当が居眠り」と所有会社が説明、青森沖で漁船沈没
貨物船衝突で「見張り居眠り」と所有会社が説明、青森沖

青森沖貨物船衝突事故で「見張り担当が居眠り」と所有会社が説明、乗組員聞き取り進む

青森県沖で発生した貨物船と漁船の衝突事故において、貨物船を所有する船越海運(広島県呉市)が、漁船側の関係者に対して「夜の見張りを担当する乗組員が居眠りをしていた」と説明していたことが明らかになりました。この情報は、漁船が所属する八戸機船漁業協同組合(青森県八戸市)の関係者への取材によって判明したものです。

所有会社が漁協に直接報告、原因として居眠りを指摘

関係者によりますと、事故発生後の3月21日午前、船越海運の取締役らが同漁協を訪問し、事故状況の詳細な報告を行いました。その際、衝突事故の原因として「夜間の見張りを担当していた乗組員が居眠りしたため」との見解を明確に示したとされています。見張り担当は当時、1人だけであったことも説明されました。

現在、船越海運は、事故当時に貨物船に乗り組んでいた乗組員からの聞き取り調査を積極的に進めているとのことです。この聞き取りは、事故の全容解明と再発防止策の検討に役立てられる見込みです。

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事故の概要と被害の詳細

この衝突事故は、3月17日未明に青森県三沢市の北東約20キロの沖合で発生しました。漁協の説明によれば、漁船第65興富丸(140トン)がライトを点灯させて漁の準備をしている最中に、貨物船末広丸(748トン)が横側から衝突しました。

その結果、興富丸は沈没し、乗り組んでいた4人全員が死亡するという痛ましい被害が生じました。貨物船末広丸は、海運会社「NSユナイテッド内航海運」(東京都千代田区)が運航しており、船越海運から借り受けていた船舶でした。

事故現場は漁業活動が活発な海域であり、安全対策の重要性が改めて問われる事態となっています。地元の漁業関係者からは、再発防止に向けた早急な対策を求める声が上がっています。

今後の調査と対応に注目

船越海運による乗組員からの聞き取り調査が進められる中、事故原因の詳細な分析が期待されます。また、運航会社であるNSユナイテッド内航海運の責任や、海上保安部による公式な事故調査の結果にも注目が集まっています。

この事故を教訓として、船舶の見張り体制の見直しや乗組員の労働環境改善など、業界全体の安全基準向上に向けた議論が活発化することが予想されます。

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