「食べログ」逆転勝訴確定、アルゴリズム変更巡る訴訟で最高裁が上告棄却
食べログ逆転勝訴確定、アルゴリズム変更訴訟で最高裁棄却

「食べログ」逆転勝訴が確定、アルゴリズム変更巡る訴訟で最高裁が上告を棄却

飲食店の口コミサイト「食べログ」が店舗評価を計算するアルゴリズムを変更したことで評価点が低下し、売り上げが減少したとして、焼き肉チェーン店側がサイト運営会社「カカクコム」に損害賠償などを求めた訴訟において、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は5日付の決定で原告側の上告を棄却しました。これにより、食べログ側に賠償を命じた1審・東京地裁判決を取り消し、原告側の請求を棄却した2審・東京高裁判決が確定しました。

訴訟の経緯と判決の詳細

食べログは、飲食店の利用客による評価や口コミに基づき、店舗を5点満点で評価して公表するサービスを提供しています。2022年の1審判決では、「食べログ側は優越的な地位を利用して店側に不利益な変更を行った」と認定され、3840万円の賠償が命令されました。しかし、2024年の2審判決では、「アルゴリズムの変更は、評価点と消費者の感覚とのずれを是正する目的で実施されており、合理的な目的がある」と判断され、原告側の請求は認められませんでした。

最高裁の決定とその影響

最高裁は、2審判決を支持する形で上告を棄却し、この決定により、アルゴリズム変更が正当な事業判断であるとの見解が司法によって確定しました。この判決は、オンラインプラットフォームにおけるアルゴリズム変更の法的枠組みに影響を与える可能性があり、今後、類似の訴訟や企業の運営方針に波及効果が期待されます。

この訴訟は、デジタル時代における評価システムの透明性と公正性を問う重要なケースとして注目を集めており、消費者と事業者の双方にとって、今後のインターネットサービス利用における指針となるでしょう。