上海列車事故から38年、高知学芸高で慰霊式 遺族「歳月たつほど悲しさ増す」
上海列車事故38年、高知学芸高で慰霊式 遺族の思い (24.03.2026)

上海列車事故から38年、高知学芸高で慰霊式 遺族の思いと学校の誓い

高知市の私立高知学芸高等学校の生徒ら28人が修学旅行中の中国・上海で死亡した列車事故から、24日で38年を迎えた。この日、同校では慰霊式が厳かに営まれ、遺族や教職員、在校生らが正門脇に建立された慰霊碑「永遠の碑」の前で深い黙とうをささげた。

橋本校長「本校が続く限り慰霊を続ける」と誓う

式典では、橋本和紀校長が「亡くなられた28人の皆さまに深くおわび申し上げます。本校が続く限り、この慰霊を続けていくことをお誓いいたします」とあいさつ。事故の記憶を風化させず、後世に伝えていく決意を明確に示した。

遺族の宮地さん「歳月がたつほど悲しさが増す」

長女の寿和さん(当時16歳)を亡くした宮地俊子さん(77歳)は、娘の写真を手にしながら「歳月がたつほど悲しさが増していきます。学校には、この事故を風化させないよう、しっかりと後世に伝え続けてほしい」と語り、目に涙を浮かべた。38年という長い時を経ても癒えることのない喪失感と、記憶の継承への切実な願いがにじむ言葉だった。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

1988年3月24日に発生した悲劇の事故

事故は1988年3月24日、高知学芸高の生徒らを乗せた列車が上海郊外で対向列車と正面衝突し、28人の尊い命が失われた。修学旅行中の出来事であり、学校関係者や地域社会に深い悲しみと衝撃を与えた。

慰霊式には、在校生も多数参加。先輩たちの無念を思い、静かに手を合わせる姿が見られた。学校関係者は「この慰霊式を通じて、命の尊さと安全への意識を新たにし、二度とこうした悲劇を繰り返さない社会を築くことが私たちの使命です」と述べ、教育現場における安全啓発の重要性を改めて強調した。

38年という歳月が流れても、遺族の悲しみは色あせることなく、学校はその記憶と責任を引き継ぎ続けている。慰霊碑「永遠の碑」は、失われた命を悼み、未来への教訓として静かに佇み続けている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ