愛知県豊橋市で大規模なSNS投資詐欺が発生、50代女性が約3711万円の被害
愛知県警豊橋署は3月12日、同県豊橋市に在住する50歳代の会社員女性が、巧妙なSNS型投資詐欺の被害に遭い、現金約3711万円をだまし取られた事実を正式に発表しました。この事件は、スマートフォンを介したオンライン広告とLINEを悪用した現代的な手口が特徴で、金融犯罪の新たな脅威として注目を集めています。
スマホ広告からLINEへ誘導、株投資話で信用させられる
発表によりますと、被害に遭った女性は昨年12月4日頃、自身のスマートフォンで投資関連の広告にアクセスしたところ、すぐにLINEへの誘導が行われました。そこで、株に関する投資話を持ちかけられ、次第に信用を深めていったと見られています。犯行グループは、専門的な知識を装いながら丁寧な対応で女性を勧誘し、投資アプリのダウンロードを促しました。
女性は勧められた投資アプリをダウンロードした上で、継続的なやりとりを続けました。その後、今年1月15日から3月6日にかけて、計11回にわたり、指定された複数の銀行口座に現金を振り込みました。この期間中、犯行グループは常に新たな投資機会や利益の可能性を強調し、女性の疑念を払拭するよう巧妙に働きかけていた模様です。
出金要求で「指導料」名目の要求、詐欺に気付き被害届
問題が表面化したのは、女性が出金を試みた際でした。その時、犯行グループから「指導料」や「違約金」などの名目で追加の現金を要求され、これが不審に思った女性は詐欺であることにようやく気付きました。その後、3月11日に豊橋署へ被害届を提出し、警察が本格的な捜査に乗り出しました。
この事件は、オンライン広告とSNSを組み合わせた詐欺手口の危険性を浮き彫りにしています。特に、LINEのような身近なコミュニケーションツールを悪用されることで、被害者が警戒心を緩めやすい点が問題視されています。愛知県警は、同様の手口による詐欺が増加している可能性を指摘し、市民に対して不審な投資話には絶対に応じないよう注意を呼びかけています。
金融庁や消費者庁も、インターネットを利用した投資詐欺に関する注意喚起を強化しており、今回の事件はその重要性を再認識させる事例となりました。今後、警察は振込先の口座情報を手掛かりに、犯行グループの特定を急ぐ方針です。また、全国的なネットワークを有する組織的な犯罪の関与も疑われており、捜査は慎重に進められる見込みです。



