警視庁の田無署は14日、交流サイト(SNS)を悪用した投資詐欺事件で、現金1500万円を詐取したとして、水戸市在住で職業不詳の中沢正雄容疑者(71)を逮捕したと発表した。同署によると、中沢容疑者は被害者から直接現金を受け取る「受け子」役を担当し、他の共犯者が存在する可能性もあるとして、引き続き捜査を進めている。
事件の概要
逮捕容疑は、中沢容疑者が他の者と共謀し、2月から4月にかけて、東久留米市に住む70代の男性に対し、「株投資で確実に利益を得られる」と嘘の情報を信じ込ませた上で、証券会社のスタッフを装い、現金1500万円を受け取り詐取したというもの。中沢容疑者は容疑を認めている。
SNS広告がきっかけ
被害男性は、SNSのインスタグラムで目にした投資関連の広告に興味を持ち、広告主と連絡を取るようになった。指示に従い、証券会社から株を購入したつもりで指定された口座に入金したが、その証券会社は実在しない架空のものであることが判明。中沢容疑者に手渡した現金とは別に、入金した合計6500万円もだまし取られた。
警視庁の対応
田無署は、SNSを悪用した投資詐欺が増加しているとして、注意を呼びかけている。今回の事件では、中沢容疑者の他にも関与した人物がいるとみて、関係先の捜査を進める方針。被害に遭わないためには、不審な投資話やSNS上の広告に安易に応じないことが重要だとしている。
警視庁は、投資を勧める不審な電話やメール、SNSのメッセージには十分注意し、少しでも怪しいと感じたら警察や消費生活センターに相談するよう呼びかけている。



