宮崎県で発生した大規模な投資詐欺事件、80代男性が2億2千万円の被害
宮崎県警察は2026年4月1日、県内に住む80代の男性が、ソーシャルメディアを利用した特殊詐欺の被害に遭い、合計2億2千万円をだまし取られたと正式に発表しました。この被害額は、宮崎県内で記録された特殊詐欺事件としては過去最高の金額となっており、高齢者を狙った巧妙な手口が浮き彫りになりました。
「アナリスト」を名乗る女とのSNSでの接触から始まった詐欺
県警生活安全少年課の調査によると、被害に遭った男性は昨年10月頃、メッセージアプリLINE上で投資に関する広告を目にしました。その後、「アナリスト」を名乗る女性と連絡を取り合うようになり、投資話を持ちかけられたのです。この女性は「100万円の資金で50万円から150万円の利益が見込める」と謳い、男性を投資アプリに登録させました。
男性は昨年12月から今年1月にかけて、この女性から指定された銀行口座に計10回にわたり現金を振り込み、総額2億2千万円を支払いました。詐欺グループは、出金には追加投資が必要だとか、保証金を要求するなど、さまざまな口実で入金を迫り続けたと見られています。
「親の緊急手術」を理由にした振り込み要求で不審を抱く
事件が発覚したきっかけは、今年1月に女性から「親の緊急手術のため、お金を振り込んで欲しい」と言われたことでした。この要求に不審を抱いた男性が宮崎県警に相談し、特殊詐欺の被害が明らかになったのです。警察は現在、アナリストを名乗る女性の身元や背後にいる組織の解明に向け、本格的な捜査を進めています。
この事件は、高齢者がSNSを通じて見知らぬ人物と接触し、多額の金銭をだまし取られる危険性を改めて示しています。宮崎県警は市民に対し、不審な投資話や金銭要求には絶対に応じないよう注意を呼び掛けています。



