JA職員が性風俗店へのあっせん容疑で逮捕 複数女性に「稼げる仕事」と声かけ
福岡県警は2026年3月4日、福岡市中央区に住むJA職員の宮本雅登容疑者(39)を職業安定法違反の疑いで逮捕し、発表しました。容疑者は福岡市の歓楽街・中洲の路上などで知り合った複数の女性を性風俗店に紹介していたとされています。
宮本容疑者は「すべて私のやったことにまちがいない」と容疑を認めているということです。職業安定法は、公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で職業紹介や労働者供給することを明確に禁止しています。
全国の女性を性風俗店に紹介か
福岡県警中央署の調べによると、宮本容疑者は2023年5月から2025年7月頃にかけて、福岡県や関東地方、東北地方に住む当時20代の女性4人を、福岡市博多区や長野県塩尻市にあるソープランドやデリバリーヘルスといった性風俗店に紹介し、雇用させた疑いがあります。
中洲の路上やSNSのダイレクトメッセージなどを通じて、「稼げる仕事がある」と女性たちに声をかけていたとされています。具体的には「パパ活より稼げる仕事がある。1日10万円でも、月100万円でも稼げるよ」といった言葉で勧誘していた模様です。
女子高校生からの情報提供が捜査の端緒に
捜査が本格化したきっかけは、昨年2025年7月頃にさかのぼります。巡回中の捜査員が福岡・天神の路上で話しかけた女子高校生から「天神で知らない男性から『パパ活より稼げる仕事がある』と声を掛けられた」という情報提供があったのです。
署はこの高校生が交換したSNSアカウントなどから宮本容疑者を特定。その後、家宅捜索を実施し、本人名義のスマートフォン6台を押収して詳細な解析を行った結果、今回の容疑が浮上しました。
捜査関係者によれば、宮本容疑者が性風俗店側から報酬を得ていた可能性があるとみて、さらに詳しい経緯を調べています。複数のスマートフォンを所持していた背景についても、捜査が進められる見込みです。
九州一の歓楽街・中洲での活動
事件の舞台となった中洲は、九州随一の歓楽街として知られる地域です。宮本容疑者はこの繁華街の路上で女性に積極的に声をかけ、性風俗店へのあっせんを行っていたとされています。
職業安定法違反の摘発は、公衆道徳上有害な業務への従事を助長する行為を取り締まる重要な意味を持っています。今回の逮捕は、そうした違法な職業紹介の実態が表面化した事例と言えるでしょう。
福岡県警は今後も、同様の違法な勧誘行為に対する取り締まりを強化していく方針を示しています。市民からの情報提供が捜査の重要な手がかりとなった今回の事例は、地域社会の協力の重要性を改めて浮き彫りにしました。
