京都・南丹市の男児遺体事件、父親が死体遺棄を認める供述
京都府南丹市の山中で発見された市立園部小学校の安達結希さん(11)の遺体について、安達さんの父親(37)が死体遺棄への関与を認める供述をしていることが、捜査関係者への取材で明らかになった。京都府警は15日朝から同容疑で事情聴取を進めるとともに、安達さんの自宅を家宅捜索している。
遺体発見までの経緯と捜査の進展
安達さんの消息が途絶えたのは3月23日。父親の説明によれば、この日、父親が運転する車で登校し、学校の敷地内にある学童保育施設の前で降車した後、行方が分からなくなったとされていた。府警や消防団は連日、大規模な捜索活動を実施していた。
3月29日には、学校から西に約3キロ離れた山中で安達さんの黄色い通学かばんが見つかったという110番通報が入った。さらに4月12日には、安達さんの自宅と園部小学校の間の山の中で、子どものものとみられる靴が発見された。この靴は安達さんが行方不明当時に履いていたものと特徴が似ているという。
翌13日、捜索範囲を学校に近いエリアに拡大し、園部小学校から南西に約2キロの山中を警察官が捜索した結果、遺体を発見。司法解剖の結果、死因は不詳で、3月下旬に死亡したと推定されている。発見時に靴を履いていなかったことなどから、府警は何らかの事件に巻き込まれた可能性も視野に調査を進めていた。
父親の供述と府警の対応
府警の聴取に対し、父親が死体遺棄への関与を認める供述をしていることが判明。これを受けて府警は15日朝、死体遺棄容疑で安達さんの自宅を家宅捜索し、証拠品の押収を進めている。捜査関係者は「父親の供述内容と物的証拠を照合しながら、事件の全容解明を急いでいる」と述べている。
現場周辺では、警察官がメジャーを手に安達さん宅前の道幅を測定するなど、詳細な実況見分が続けられている。地域住民からは「子どもの安全が脅かされる事件が起きて驚いている」との声が上がっており、府警は引き続き慎重な捜査を進める方針だ。



