池袋ポケモンセンター刺殺事件、防犯カメラに衝撃の映像
東京・豊島区の商業施設サンシャインシティ内にある「ポケモンセンターメガトウキョー」で発生した女性店員刺殺事件で、捜査関係者への取材により、元交際相手の容疑者が防犯カメラに意識を失う直前まで被害者と自分を交互に刺し続ける様子が映っていたことが明らかになった。
容疑者の行動と拡大自殺の可能性
警視庁は、住所・職業不詳の広川大起容疑者(26)が他人を巻き込む「拡大自殺」を図ったとみて、殺人容疑で詳細な調査を進めている。事件は3月26日夜に発生し、広川容疑者は店内で元交際相手の春川萌衣さん(21)の首や腕などを刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。
捜査関係者によると、春川さんには首を中心に十数か所の刺し傷が確認された。店内に設置された防犯カメラの映像には、広川容疑者がレジカウンター内にいた春川さんを刺した後、馬乗りになり、春川さんと自分自身を交互に刺し続ける衝撃的な様子が記録されていたという。
被害者の経緯とストーカー行為の背景
春川さんは2025年7月頃から夢だったポケモンセンターでの勤務を開始したが、当時交際していた広川容疑者が「お前には向いていないから辞めろ」と繰り返し言うようになり、これが原因で春川さんから別れを告げたとされる。
その後、春川さんがLINEでのメッセージを拒否し一切の連絡を絶つと、広川容疑者は春川さんの仕事帰りに待ち伏せたり、自宅周辺までつきまとうなどのストーカー行為を繰り返すようになった。春川さんから相談を受けた警視庁は同年12月以降、計9回にわたり接触し、職場の変更を助言するなどの対応を行っていた。
事件の経過と容疑者の最期
事件当日、広川容疑者は春川さんを刺した後、自らの首も切り、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁は現場の状況や防犯カメラの映像を基に、広川容疑者が計画的な行動で拡大自殺を実行した可能性が高いと分析している。
この事件は、ストーカー行為とそれに伴う危険性、職場での安全対策の重要性を改めて浮き彫りにした。警視庁は今後、詳細な動機や背景についてさらに捜査を進める方針だ。



