福島で初の夫婦駐在巡査が八島田駐在所に着任、「あうんの呼吸」で地域安全を誓う
福島署八島田駐在所で今春、巡査の大千里瑠馬さん(24)と妻で巡査長の瑠南さん(26)が夫婦で勤務を始めました。これは福島県警察では2例目、同署管内では初めてのケースとなり、地域社会に新たな風を吹き込んでいます。
スマホゲームがきっかけで結ばれた警察官夫婦
2人が知り合ったのは、2023年に互いに会津若松署に勤務していた時でした。瑠馬さんは留置管理課、瑠南さんは地域課の交番勤務で、共通の趣味であるスマートフォンゲームを通じて親交を深めました。
昨年3月に瑠南さんが福島署へ異動し、10月に結婚。お互いに近い地域で勤務したいという希望から、瑠馬さんの福島署異動が決定しました。配属先は偶然にも2人とも八島田駐在所となり、「まさか一緒の駐在所になるとは思っていなかったので驚いた」と2人は当時の驚きを振り返ります。
密集住宅地を担当、積極的な巡回連絡で地域に溶け込む
八島田駐在所はJR福島駅から北西に約3キロの位置にあり、周辺には住宅や事業所が密集する地域を管轄しています。着任から1カ月に満たないながらも、2人は地域住民に顔と名前を覚えてもらおうと、各家庭を訪問する「巡回連絡」に積極的に取り組んでいます。
瑠馬さんは「幅広い世代が暮らすこの地域で、子どもたちの交通安全指導や高齢者を狙った『なりすまし詐欺』被害防止の呼びかけに力を入れたい」と語ります。一方、瑠南さんは「夫婦だからこそ遠慮せず、互いに指示を出し合いながら、地域の人々を治安面から支えていきたい」と決意を新たにしています。
県内2例目の夫婦駐在、地域安全への新たな取り組み
福島県警察では、夫婦が同じ駐在所に勤務するのは今回が2例目となります。このような配置は、相互の連携強化や24時間体制での地域対応が期待される中、画期的な試みとして注目されています。
2人は「あうんの呼吸で地域の安全・安心を守りたい」と口を揃え、夫婦ならではのチームワークで地域課題に取り組む姿勢を示しました。今後は、巡回活動を通じた住民との信頼関係構築に加え、防犯講習や地域イベントへの参加など、多角的なアプローチで地域貢献を目指す方針です。
八島田地区の住民からは「若い夫婦の警察官が一緒に勤務するのは心強い」といった声も聞かれ、新たな地域の守り手として期待が寄せられています。



