伊東市前市長が卒業証書偽造疑いで書類送検 学歴詐称疑惑で「厳重処分」意見付ける
静岡県伊東市の田久保真紀前市長(56)が、最終学歴を「東洋大卒」と偽った学歴詐称疑惑に関連し、偽造した大学の卒業証書を提示した疑いで書類送検されたことが、捜査関係者への取材で明らかになりました。県警は25日付で、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて静岡地検に書類を送付したと伝えられています。
卒業証書偽造と行使の疑い
捜査関係者によると、田久保前市長は昨年6月に学歴詐称の疑惑が浮上した際、偽造したとされる大学の「卒業証書」とする文書を市議会議長らに見せた疑いが持たれています。この行為は有印私文書偽造・同行使の容疑に該当する可能性があり、県警が詳細な捜査を進めていたものです。
地方自治法違反容疑での前例
田久保前市長は、市議会の調査特別委員会(百条委員会)で虚偽の証言をしたなどとして、先月に地方自治法違反容疑ですでに書類送検されていました。今回の卒業証書偽造疑いは、この一連の学歴詐称疑惑を巡る新たな展開として注目されています。
学歴詐称問題は昨年から表面化し、市議会や市民の間で大きな波紋を呼んでいました。田久保前市長はこれまで、自身の経歴についての説明を繰り返してきましたが、証拠文書の偽造疑惑が浮上したことで、事態はさらに深刻化しています。
捜査の経緯と今後の展開
県警の捜査は、虚偽の卒業証書が実際に提示されたという証言や関係者への聞き取りを基に進められてきました。書類送検に際して「厳重処分」の意見が付けられたことは、捜査当局がこの事件を重大なものと認識していることを示しています。
静岡地検は今後、送付された書類を精査し、起訴するかどうかを判断することになります。地方自治体のトップを務めた人物による文書偽造疑惑は、市民の信頼を損なう行為として、司法の厳正な対応が求められるケースです。
伊東市では、前市長の一連の疑惑が市政に影を落としており、市民の間では早期の真相解明と適切な対応を求める声が上がっています。この事件は、公職者の経歴の透明性と信頼性について、改めて問い直す機会となるでしょう。



