救急車運転ミスで店舗に衝突、基準値未満でも酒気帯びで消防士減給処分
救急車衝突で消防士減給、基準値未満でも酒気帯び処分

救急車運転ミスで店舗に衝突、基準値未満でも酒気帯びで消防士減給処分

熊本県の天草広域連合消防本部は、酒気を帯びて救急車を運転するなどしたとして、男性消防士(26歳)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。この処分は、昨年1月29日に発生した事故に基づくもので、消防士の行動が公共の信用を損なう結果となったと判断された。

事故の詳細とアルコール検査結果

発表によると、事故は昨年1月29日午前11時頃、同県天草市楠浦町で発生した。消防士が救急車を運転中にハンドル操作を誤り、店舗兼住宅などに衝突させた。この事故により、救急車は走行不能となり、物損が生じた。事故後の呼気検査では、呼気1リットルあたり0.14ミリグラムのアルコール分が検出された。これは道路交通法の基準値である0.15ミリグラムを下回るため、当初は物損事故として処理された。

酒気帯び運転容疑と捜査の経緯

しかし、県警天草署の捜査により、消防士が車で出勤した際には基準値を上回るアルコールを摂取していた可能性が浮上した。このため、同署は道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で捜査を進めた。消防本部は「道交法に違反する行為であり、消防組織の信用を失墜させる結果となった」とコメントしている。一方、消防士は書類送検された後に不起訴処分となったという。

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管理責任者への処分も実施

また、消防本部は責任者に義務付けている対面でのアルコールチェックを怠ったとして、男性消防司令(60歳)を戒告の懲戒処分とした。この措置は、安全管理体制の不備を指摘するもので、組織全体の規律強化を図る意図があるとみられる。

この事件は、公務員の飲酒運転問題が社会に与える影響を改めて浮き彫りにした。消防本部は再発防止に向けた研修や指導の徹底を表明しており、地域住民からの信頼回復が課題となっている。

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