元自衛隊幹部を逮捕 業務で知った女性の電話番号を不正利用
大分県警別府署は2月25日、業務で知り得た個人情報を不正に利用したとして、元自衛隊大分地方協力本部の1等陸尉だった57歳の会社員を個人情報保護法違反容疑で逮捕した。容疑者は同県別府市在住で、現在は民間企業に勤務している。
在籍中にメモ書き 退職後に卑わいな電話
県警察本部の発表によると、容疑者は陸上自衛隊に在籍していた際、県内に住む20歳代の女性の電話番号などの個人情報をメモ紙に書き写して記録していた。その後、2024年10月に定年退職し、民間企業に転職したが、昨年8月30日、その女性に対して卑わいな内容の電話をかけた疑いが持たれている。
この行為は同年9月、被害女性が別府署に相談したことで発覚した。警察の調べに対し、容疑者は事実関係を認めているという。
警察本部長「大変遺憾」 再発防止を表明
大分県警察本部の米村謙一・1等陸佐本部長は今回の事件について、「大変遺憾である」とのコメントを発表した。さらに、「再発防止を図る」と述べ、組織としての対応を強化する意向を示した。
この事件は、公的機関で取り扱われる個人情報の管理の重要性を改めて浮き彫りにした。特に、退職者が在職中に入手した情報を悪用するケースは、組織の内部統制や情報管理システムの見直しを迫る深刻な問題として注目されている。
警察では、容疑者の動機や詳細な経緯についてさらに捜査を進めるとともに、同様の事案が他にないかも確認を進めている。個人情報保護法違反の罪が成立した場合、懲役や罰金などの刑事罰が科される可能性がある。



