兵庫県警の若手巡査が同僚の財布を横領、無断副業も発覚し懲戒処分
兵庫県警は、警備部に所属する24歳の男性巡査が、勤務先で拾得した同僚警察官の財布を届け出ずに横領した疑いで、遺失物横領容疑により書類送検されました。同巡査は「金が欲しかった」と容疑を認めており、この不祥事に加えて、無店舗型性風俗店の運転手として無断で副業をしていたことも明らかになりました。
詳細な経緯と横領の内容
発表によると、事件は昨年7月31日午後5時頃、神戸市内の勤務先敷地内で発生しました。巡査は同僚の財布を拾いましたが、適切に届け出ることを怠り、そのまま持ち去りました。その後、財布から現金約9万円を抜き取り、自家用車の車検費用などに使用したとされています。財布自体や中に入っていた運転免許証などの身分証明書については、「海に捨てた」と説明しているとのことです。
捜査の過程と懲戒処分の決定
同僚が盗難被害を県警に訴え、捜査が進められる中、巡査は自ら「私が盗んだ」と上司に打ち明けました。この自己申告により、横領事件が明るみに出ることとなりました。さらに、県警の内部調査によって、巡査が無店舗型性風俗店の運転手として、許可なく副業に従事していた事実も判明しました。
兵庫県警は2026年2月20日、これらの二つの事案を重く見て、巡査に対して停職3か月の懲戒処分を科しました。巡査は処分が決定した同日付で退職し、県警を去ることとなりました。この処分は、警察組織の信頼を損なう行為に対する厳しい対応を示すものです。
背景と影響
この事件は、若手警察官による倫理観の欠如と、組織内での監視の重要性を浮き彫りにしました。巡査が「金が欲しかった」と動機を語った点からは、経済的な困窮や個人のモラル問題が背景にある可能性が窺えます。また、無断での副業は、公務員としての服務規律に反する行為であり、警察官の職務への専念が求められる中での重大な違反です。
兵庫県警は、今回の不祥事を機に、職員の服務規律の徹底と倫理教育の強化を図る方針を示しています。地域社会からの信頼回復に向けて、再発防止策の実施が急務となっています。



