大津・保護司殺害事件公判で被告が謝罪「非常に申し訳ない」と被害者遺族に
保護司殺害事件公判 被告が「非常に申し訳ない」と謝罪

大津・保護司殺害事件の裁判員裁判で被告が謝罪の言葉

大津市で2024年に発生した保護司殺害事件の裁判員裁判が2026年2月19日、大津地裁(谷口真紀裁判長)で開かれました。無職の飯塚紘平被告(36)は、殺人と公務執行妨害などの罪に問われており、公判で被害者遺族に対して深い謝罪の意を表明しました。

被告の謝罪と後悔の言葉

被告人質問において、飯塚被告は弁護側の問いかけに応じ、「非常に申し訳ないと謝罪することしかできない」と述べました。さらに、被告は「もし自分の大事な人が私のような人間に殺されたら、私なら耐えられない。謝って済む話ではないが、重い罰を受けて刑務所で後悔と反省を死ぬまでする」と語り、事件に対する深い後悔の念を示しました。

遺族に対しては、「つらさと悲しみをこれからも続けさせることを非常に申し訳なく思っております」と直接的な謝罪の言葉を伝え、被害者家族の苦しみに寄り添う姿勢を見せました。

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事件の概要と初公判での発言

起訴状によれば、飯塚被告は2024年5月24日午後7時前後、保護司として自身の立ち直り支援を担当していた新庄博志さん(当時60)の自宅を面談のために訪問しました。その際、被告は持参したナイフとおので新庄さんに複数回切りつけるなどして殺害したとされています。

2026年2月17日に実施された初公判では、被告は起訴内容を認めた上で、「守護神さまの声に従いやりました」と動機について述べました。この発言は事件の背景を探る上で重要な焦点となりました。

心理鑑定結果と「守護神さま」の正体

被告人質問に先立ち、弁護側の証人として臨床心理士が被告の心理鑑定結果について説明を行いました。鑑定結果では、被告が言及する「守護神さま」について詳細な分析が示されました。

臨床心理士によれば、この「守護神さま」は被告が自分の考えをまとめるときに自問自答する過程で生まれた空想であり、「自分の決断に自信を持つための装置だった」と説明されました。この心理的なメカニズムが事件の背景に影響を与えた可能性が指摘されています。

裁判の進行と今後の見通し

今回の裁判員裁判では、検察側の冒頭陳述も行われ、事件の詳細な経緯が明らかにされました。飯塚被告は初公判で起訴内容を認めており、今後の審理では量刑をめぐる議論が焦点となる見込みです。

保護司制度をめぐっては、専門家から「丸投げ」の指摘もあり、事件の社会的背景についても注目が集まっています。裁判は引き続き大津地裁で審理が進められる予定です。

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