シリア国籍の男を死体遺棄容疑で逮捕 滋賀・岐阜合同捜査本部が昨年の女性遺体発見事件で捜査
滋賀県米原市の雑木林で昨年4月に女性の遺体が発見された事件で、滋賀県警察と岐阜県警察の合同捜査本部は2月18日、シリア国籍で岐阜県大垣市在住の無職の男性(22歳)を死体遺棄の容疑で逮捕しました。男性の認否については、現時点で明らかにされていません。
防犯カメラ映像から不審車両を特定 男の関与が浮上
合同捜査本部の発表によりますと、逮捕された男性は昨年3月14日の夜、岐阜県垂井町に住んでいた管理作業員の桐山真弓さん(当時64歳)の自宅から桐山さんの遺体を運び出し、滋賀県米原市大清水地区の雑木林に遺棄した疑いが持たれています。
遺体が発見された現場は市道から約20メートル入り込んだ場所で、布団の上に横たわっており、一部はくるまれていた状態でした。首には圧迫されたような痕跡が確認されたことから、両県警は殺人および死体遺棄の両容疑で捜査を進めていました。
捜査の転機となったのは、遺棄現場周辺および桐山さん方付近に設置されていた防犯カメラの映像分析でした。合同捜査本部はこれらの映像から不審な車両を特定し、その捜査線上に今回逮捕された男性の関与が浮上したと説明しています。
男性は短期滞在資格で来日 事件当時は派遣社員として勤務
逮捕された男性について、合同捜査本部は以下の経歴を明らかにしています。
- 2024年6月に短期滞在の在留資格で来日
- その後、特定活動の在留資格に切り替え
- 事件当時は派遣社員として働いていた
- 警察官とのやり取りは通訳を介して行われている
一方、被害者の桐山真弓さんは教育関係の施設に勤務していたことが判明しています。男性と桐山さんの間に面識があったかどうかについては、現在も捜査が続けられており、詳細は明らかにされていません。
殺害後の遺棄と判断 死亡経緯の解明へ捜査継続
合同捜査本部は、今回の事件について「殺害後に遺体が遺棄された可能性が高い」と見ています。そのため、死体遺棄容疑での逮捕に留まらず、死亡に至った経緯についても男性が事情を知っていると判断し、引き続き慎重な取り調べを進めていく方針です。
滋賀県警察本部と岐阜県警察本部が合同で捜査本部を設置する異例の事態となったこの事件は、防犯カメラ映像の分析技術が重要な手がかりとなった点でも注目されています。今後の捜査の進展が待たれるところです。



