姫路マンション刺殺事件で容疑者が「トラブルがあり襲った」と供述
兵庫県姫路市のマンション地下駐車場で1月に起きた住人男性刺殺事件で、殺人容疑で逮捕された小出慶二容疑者(49)が、被害者とのトラブルを認める供述をしていることが、捜査関係者への取材で明らかになった。
事件の概要と容疑者の動向
県警によると、小出容疑者は2026年1月20日午前8時ごろ、姫路市岩端町のマンション地下駐車場で、住人の会社員・木田大助さん(33)の腰部を刃物で突き刺し、殺害した疑いが持たれている。死因は出血性ショックとされている。
現場となったマンションの敷地には規制線が張られ、捜査員の姿が確認された。事件は同月20日午後0時28分に、朝日放送テレビのヘリから大山貴世氏によって撮影された映像でも報じられている。
容疑者の供述内容と捜査の進展
捜査関係者によると、小出容疑者は逮捕当初の調べで「今は話すつもりはない」と述べたが、その後、容疑を認めたという。木田さんとの関係については「約10年前から面識があるが、親しい間柄ではない」と説明し、「トラブルがあり、個人的に襲撃した」という趣旨の供述もしたとされる。
さらに、事件の数日前から、小出容疑者によく似た男がマンション周辺をうろつく姿が付近の防犯カメラに映っていたことも新たに判明。県警は、容疑者が入念に下見をしていた可能性があるとみて、捜査を進めている。
事件後の容疑者の移動経路
小出容疑者は事件後、レンタカーで神戸市内に移動し、翌21日朝にJR新神戸駅から新幹線で東京都内へ。同日、新幹線などを利用して石川県内に向かったことが、防犯カメラ捜査などから確認された。
容疑者は23日に殺人容疑で指名手配され、同日、石川県七尾市のJR七尾駅付近で身柄を確保された。小出容疑者は過去に石川県内や兵庫県内に住んでいたという。
今後の刑事処分と捜査の行方
神戸地検姫路支部は、小出容疑者の勾留期限である13日までに、刑事処分について判断を下す予定だ。捜査関係者は、容疑者の供述や防犯カメラの映像を基に、事件の背景や動機をさらに詳しく調べている。
この事件は、マンションのオートロックや防犯カメラの限界を浮き彫りにし、地域の安全対策への関心を高めている。県警は、類似事件の防止に向けた対策の強化を検討している。



