自転車講習50回督促も無視、全国初の書類送検 大阪の会社員「軽く考えた」
自転車講習無視で全国初書類送検 大阪の会社員

自転車講習を50回以上督促されても無視、全国初の書類送検に

大阪府警は2月12日、自転車で危険な違反行為を繰り返した人に義務付けられている「自転車運転者講習」を受講しなかったとして、大阪市城東区の会社員の男性(40歳)を道路交通法違反(自転車運転者講習受講命令違反)の容疑で書類送検し、発表しました。府警によると、講習未受講での検挙は全国で初めての事例であり、起訴を求める厳重処分の意見が付けられています。

「軽く考えていた」と容疑を認める

男性は「自転車の講習ということで軽く考えていた」と容疑を認めているということです。大阪府警交通指導課の説明によれば、男性は昨年7月から10月にかけて、大阪府公安委員会から命じられていた自転車運転者講習を受講しなかった疑いがあります。

この講習は2015年に施行された改正道路交通法で導入された制度で、現在は信号無視、酒気帯び運転、ながらスマホ運転など16類型の交通違反を3年間で2回以上繰り返した人が対象となります。都道府県の公安委員会から受講命令を受けると、危険行為などを学ぶ3時間の講習(手数料6150円)を受ける義務が生じ、命令書を受け取ってから3カ月以内に受講しなければ5万円以下の罰金が科せられます。

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50回以上の督促にも応じず

同課の調査によると、男性は勤務先までスポーツタイプの自転車で片道約15キロを通勤していましたが、違反を繰り返したため、2023年に府公安委員会が講習受講命令を出すことを決定しました。この決定を受けて、府警は男性に対して計50回以上にわたり、電話をかけたり自宅を訪問したりして受講を促しました。

男性は講習の予約を14回取ったものの、「身内が亡くなった」「講習を受講するお金がない」「忙しい」などの理由を挙げて、実際には受講しなかったということです。府警は当初、男性と面会できない状況が続いていましたが、府公安委の決定から約1年9カ月後の昨年7月、男性の職場を訪問して命令書を手渡しました。

しかし、男性はその後も受講期限の同年10月24日までに講習を受けず、結果として書類送検に至りました。この事例は、自転車運転者に対する交通ルールの遵守と安全教育の重要性を改めて浮き彫りにするものとなっています。

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