名古屋市は30日、今秋に開催されるアジア・アジアパラ大会(愛知・名古屋大会)のメイン会場である同市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)において、コンクリート片の一部が剥離し落下したことを明らかにした。この事故による負傷者は報告されていない。市は原因を調査し、9月の大会開幕までに修繕を完了させる方針であり、大会運営への影響はないとしている。
落下したコンクリート片の詳細
市の発表によると、落下したコンクリート片は横約12センチ、縦約8センチ、厚さ約1.5センチで、重さは約300グラム。この破片は4階席から落下し、同日朝に巡回中の警備員が競技場3階の車いす席付近で発見した。その後、同様の構造を持つ箇所を点検したところ、さらに7カ所でコンクリート片が剥離する危険性が確認された。
スタジアムの背景と大会への影響
パロマ瑞穂スタジアムは老朽化に伴い、2021年4月から建て替え工事が進められ、今年4月に利用が開始されたばかりの新しい施設である。同スタジアムはアジア・アジアパラ大会の開閉会式および陸上競技の会場として使用される予定であり、市は安全性を確保した上で大会に臨むとしている。
現在、市の担当者が現場の詳細な調査を進めており、剥離の原因を特定するとともに、補修作業を迅速に行う方針。大会関係者は「開幕までに完全な状態に戻し、選手や観客が安心して利用できる環境を整える」とコメントしている。



