香川県警高松西署は26日、陸上自衛隊善通寺駐屯地(香川県善通寺市)に所属する自衛官の男(41)(大阪市此花区)を窃盗容疑で逮捕した。男は「バイトとして言われたとおりに金を下ろしただけで、盗んだという認識はありません」と供述し、容疑を一部否認しているという。同署は、いわゆる「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の「出し子」として関与したとみて、詳しい経緯を調べている。
事件の概要
香川県警察本部の発表によると、男は何者かと共謀し、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使用。4月10日から同16日までの間に3回にわたり、高松市内のコンビニエンスストアに設置された現金自動預け払い機(ATM)などで、現金計21万5000円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
発覚の経緯
同17日にカードの持ち主から被害届を受けた県警が捜査を開始。ATMの利用履歴を調べたところ、高松市と大阪市の両市内で出金があったことが判明。防犯カメラの映像などを解析した結果、男の特定に至った。
自衛隊の対応
善通寺駐屯地によると、男は5月12日まで休暇を取得していたが、同13日に出勤せず、その後連絡が取れなくなっていたという。駐屯地は事実関係を確認し、今後の対応を検討している。
トクリュウは、匿名性の高い通信アプリなどを利用して犯罪を指示する組織で、出し役や受け子など役割分担がなされている。今回の事件でも、男が指示役の「出し子」として動いた可能性が高いとみられる。



