神奈川県警厚木署は20日、就職活動中の大学生から金銭を脅し取ろうとしたとして、甲府市に住む自称会社役員の男(54)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。男は「5万5千円を要求したことは間違いないが、脅すつもりはなかった」などと話し、容疑を一部否認しているという。
事件の概要
署によると、逮捕容疑は3月11日、相模原市緑区のコンビニエンスストアの駐車場で、当時大学3年生で就職活動中だった男性に対し、「内定をもらってから働くまでの間の保証金として100万円が必要」などと要求したというもの。男性が「金額が大きすぎる」と断ると、男は「紹介を断ったりするのはいいけど、時間を割いた手間賃として5万5千円を今日中に払え」と脅した疑いが持たれている。
経緯と背景
男性は、システムエンジニアの仕事を紹介してもらうため、親族を通じて容疑者とこの日初めて会っていた。その後、男性が署に「就職先の紹介をしてくれるという人に金銭を要求された」と相談し、事件が発覚した。
警察は、男が就活生の不安な心情に付け込んだ可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。容疑者は甲府市内で会社役員を自称していたが、実態は不明で、警察は関連する被害が他にもないか捜査を進める方針。



