名古屋市千種区に所在する椙山女学園大学を運営する学校法人椙山女学園(理事長:椙山泰生)は19日、今後の女子教育の継続的な堅持を明確にするため、「椙山女学園女子教育宣言」を公表した。
宣言の内容と狙い
宣言では、「人間になろう」という教育理念を基盤に、「創立以来『女性により高い教育の機会を提供する』ために、一貫して努力を重ねてきました。現代においてもそれは意義があり、女性のための学びの維持は私たちの使命です。女性がさらに社会や企業の意思決定に参加し、責任ある仕事に就くことを東海地域で推進することに貢献していく学校が、今こそ必要です」と述べ、女子教育の重要性を強調している。
また、2030年に迎える創立125周年の節目に触れ、「ますます女子教育を進化させ、新たな未来を切り拓いてまいります」と結び、今後の方向性を示した。
女子大の共学化が進む中で
全国的に女子大学の共学化が進む流れがある。今年4月には、名古屋市守山区の金城学院大学が学校法人名古屋学院大学の傘下に入り、2029年度を目途に共学化を検討すると発表したばかりだ。こうした状況の中で、椙山女学園大学は女子教育の継続を明確に打ち出した。
椙山女学園の歴史と背景
椙山女学園大学の起源は、1905年に開校した名古屋裁縫女学校にさかのぼる。大学としては1949年に開学した。愛知県内では、かつて椙山女学園、金城学院、愛知淑徳(愛知県長久手市、1995年に共学化)の3つの女子中高が「女子校御三家」や、頭文字を取って「SSK」と呼ばれていた。



