非戦唱えた義円しのぶ 市民団体が安中で「桜椿祭」
安中教会で牧師を38年間務め、非戦・平和を唱えた思想家柏木義円(1860~1938年)をしのぶ「第9回桜椿(おうちん)祭」が、群馬県安中市安中の同教会で開かれました。市民ら約70人が参加し、平和への願いを新たにしました。
この催しは、市民団体「非戦の願いを継ぐ安中・松井田の会」が、義円の功績をたどり、非戦の誓いを後世に引き継ごうと毎年開催しています。
参加者たちは、まず近くの西広寺にある義円の墓を参りました。その後、同教会に戻り、義円が刊行した「上毛教界月報」を会員が朗読しました。
続いて、日本基督教団渋川教会牧師で新島学園短期大専任講師の臂(ひじ)奈津恵さんが「柏木義円の求める積極的平和とは」と題して講演しました。臂さんは、義円が最も弱い人の立場に立っていたと指摘し、「真理に立つ姿勢は、同調圧力に組み込まれがちな現代人に真の強さとは何かを問いかけている」などと語りました。
参加者からは、「義円の考えをもっと広めたい」「現代にも通じる平和のメッセージを感じた」などの声が聞かれました。
柏木義円は、明治から昭和初期にかけて活動したキリスト教思想家で、非戦論を唱え、日清戦争や日露戦争に反対しました。その思想は現在も多くの人々に影響を与えています。



