警視庁と東京都は6日、東京都調布市の味の素スタジアムにおいて、地域社会から暴力団を追放するためのイベントを開催した。このイベントには、公益財団法人「暴力団追放運動推進都民センター」などから約40人が参加し、サッカー観戦に訪れたサポーターらに対して暴力団排除への協力を積極的に呼びかけた。
試合前に暴力団排除を訴え
味の素スタジアムでは同日、明治安田J1百年構想リーグのFC東京とジェフユナイテッド市原・千葉による試合が行われた。参加した警察官らは、「暴力団に金を出さない」と明記されたウェットティッシュを配布しながら、暴力団との交際を避けるよう訴えた。警視庁によると、最近では警察官を装って現金を騙し取る「ニセ警察詐欺」の被害が増加しており、SNSで緩やかに結びつく「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」が関与し、被害金が暴力団に流れていると見られている。
詐欺防止アプリの活用を呼びかけ
暴力団対策課の長尾恭成管理官は、「詐欺の電話を防ぐアプリ『デジポリス』などを活用し、暴力団や匿流の排除に協力してほしい」と訴えた。イベントに参加した50代の男性は、「詐欺のメールが頻繁に届くので、今後も注意したい」と語った。警視庁は引き続き、暴力団排除のための啓発活動を強化する方針だ。



