最高裁判所は、東京都杉並区で発生した執行官襲撃事件を受け、全国の地方裁判所に対し、警察本部との連携強化を求める事務連絡を発出したことが27日、明らかになった。この事件は、アパートの立ち退きを巡る強制執行手続き中に、東京地裁の執行官らが刃物で襲われ、死傷者が出たもの。
最高裁の指示内容
24日付の事務連絡では、職員の安全確保について「裁判所内部だけの対応には限界があり、警察との連携が極めて重要」と指摘。敷地内での加害行為だけでなく、より広範囲での備えが必要とし、管轄の警察署に加えて各都道府県の警察本部とも連携を図るよう求めた。最高裁は警察庁に対しても協力を要請している。
具体的な対策
事件を受けて、最高裁は全国の裁判所に防刃チョッキを緊急配備したことも判明。さらに、今後予定されている執行官向け研修では、警察官を講師として招き、執行現場を想定したロールプレイ形式の内容を新たに追加する予定だ。
事件の概要
事件は1月15日午前10時10分ごろ発生。アパートの住人(41)が殺人容疑などで現行犯逮捕された。



