福井県警は20日、1月に行われた福井県知事選挙において、運動員に対して現金や電子マネーを渡したとして、同県鯖江市議会議員の土田光容疑者(33)を公職選挙法違反(買収)の疑いで福井地方検察庁に書類送検した。捜査関係者への取材で明らかになった。
現金と電子マネーで1人4千円
捜査関係者によると、土田容疑者は1月13日、知事選に立候補した山田賢一氏の集会に向けて運動員として集めた大学生7人に対し、現金および電子マネーで1人あたり4千円を渡した疑いがある。県警は、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて送検した。また、現金を受け取った大学生7人についても、公職選挙法違反の疑いで書類送検されている。
土田容疑者は「福井維新の会」幹事長
土田容疑者は地域政党「福井維新の会」の幹事長を務めていたが、20日に弁護人を通じて離党届を提出したことを明らかにした。市議としての活動は継続しながら、今後の捜査の進展に応じて対応を検討するとしている。
知事選の背景
今回の知事選は、前知事が職員に対するセクシュアルハラスメントを認めて辞職したことに伴い実施された。選挙の結果、石田嵩人氏が当選し、次点の山田氏とは約4300票差であった。
この事件は、選挙の公正さを損なう行為として厳しく問われることになる。今後の捜査の行方に注目が集まる。



