埼玉県警嘱託警察犬審査会、67頭と指導士24人が訓練成果を披露
埼玉県警から嘱託を受け、行方不明者の捜索や事件捜査に携わる警察犬の審査会が、4月1日から3日にかけて、さいたま市桜区の秋ケ瀬公園で開催されました。67頭の犬と24人の指導士が参加し、日頃の訓練の成果を存分に発揮しました。
4種目の審査項目で実力を競う
審査会では、足跡や遺留品のにおいを追跡する「足跡追及作業」や、犯人を追いかけて捕まえる「警戒作業」など、合計4種目の項目が実施されました。これらの審査に合格した犬と指導士は、6月から1年間の嘱託契約を受けることになります。
3日に行われた警戒作業では、犬たちが指導士の指示に従いながら、隠れた犯人役を素早く発見。威嚇の吠え声を上げたり、的確にかみついたりして、犯人の動きを封じる様子が確認されました。参加した指導士の一人、木村心咲さん(22)は「練習通りの動きができてほっとしています。今後も訓練を重ね、社会に貢献できる警察犬として成長させたいです」と意気込みを語りました。
嘱託警察犬の活躍と県警の期待
埼玉県警によると、現在は7頭の直轄警察犬に加えて、72頭の嘱託警察犬が活動しています。昨年度の嘱託警察犬の出動件数は148件に上り、そのうち130件が行方不明者の捜索を目的としたものでした。この数字は、嘱託警察犬が地域の安全に大きく貢献していることを示しています。
審査会を視察した県警の安類禎人鑑識課長は「どの犬もよく訓練されており、非常に高いレベルでした。今後も嘱託警察犬として活躍し、県民の安全を守る一翼を担ってくれることを期待しています」とコメントしました。
この審査会は、警察犬の能力を維持・向上させるとともに、指導士との連携を強化する重要な機会となっています。合格した犬たちは、今後1年間、実際の捜索活動や事件捜査でその実力を発揮することが期待されています。



